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2011年11月27日 (日)

第一章 輪舞する星々 No.3

ラジオが告げたのは…、
いや、それはともかく自分が死んでしまったのかどうかを確認することだった。八十余年にも渡って強烈に興味を持ってきた死後の世界である。
自身、永年物理学の異端を歩んできたが、死後の世界は、科学をもってしても爪の垢ほどの認識も役立たないことも分かっていた。唯一うまくはないが続けてきたバイオリンは、ときとして死後の魂の存在を予感させてくれてはいた。
死を越えたのであれば四十九日間この世に留まり、その後にここを離れるはずである。それからだ!いや、急いではならぬ!

薄汚れたこの世にも未練は無かった。老人をさも汚いゴミのように扱い、この世しか知らぬ底意地の悪い奴等に、できるなら魂の永遠性を見せつけてもやりたかったのだ。

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