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2012年1月 8日 (日)

第一章 輪舞する星々 No.15

「あんた、どこに行きたい?」
「メスーゼラに会いたい。」
「あのブリストルコーンパインのメスーゼラかい?ああ、いいだろう、いいだろう。チョットだぞ。」
そう言うが早いか、ジョロボの右手の速いフレーズが、ゆっくりの左手ベース部に連なり重なった。

いったいどこからだろう?テスラの目の前に光り輝く輪が出現したと思うと、軽々とジョロボは滑るようにそこをくぐり抜けた。

「これは何だ?ジョロボ?!
「あんたの実在記憶さ。」
「俺だけのものじゃないのか?記憶と云うものは?」

「難しくなる。この木琴を見なさい。叩いた音はどうなる?下の瓢箪に入って、あらゆる増幅されて音の連なりになるだろう?それは音だが、音じゃない…。
そんなものさ。分析するより見たままさ!問題は心だよ、心が実在なのさ!」
「俺の心の中に突入したのか?」
「いーや、あんただけのものじゃないさ心は。心は所有じゃないぞ、まあまあいい、難しくなるだけだ。…そこの黄色い波動がメスーゼラだぞ!」

くわえ煙草を燻らせると、ジョロボのビーターは、よりスピードを増し黄色い波動と唸りをあげて一体化した。

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