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2012年1月29日 (日)

第一章 輪舞する星々 No.20

No.20
「それでこそ大賢者メスーゼラ!彼岸に一緒に来ていただけますか。
かように真摯な貴方に私は会いたかったのです!木々の王よ。
人類に対する貴方の優しさが伝わります…。しかし、正直に言いますと、はたして私たち人間が救われるだけの価値があるのかどうかは疑問です。」
「それは別の問題じゃ。ワシはそれについて見極めてもみたい!」

するとジョロボが煙草に火を着けながら言った。
「メスーゼラ、あんたも随分勝手だがそれもまあいいよ、ヒヒ。だがあんたはまだ来るときじゃない。あんたのような立派な大賢者を勝手に向こうに連れて行くわけにはいかねんだ、ムヒヒ。
ところで、あんたの思索ってのは、直感はねえのか?こ難しいものだな。俺は木琴弾くときには何にも考えねえぞ、すべて直感だ。イヒヒヒ、考えると危ねえからなムヒ。」

ジョロボは、メスーゼラの根元で大きく一服ムファーと紫煙を吐いた。
煙はみるみるすべすべの幹を絡むように登り、綺麗な螺旋を描いた。
「ムヒヒ、俺は煙草の精霊とは盟友なんだよ、煙を見ろ!
盟友が賢者メスーゼラに興味を持ったぞ。ヒヒヒ!奴の名は「ジャガーピース」だ、ムヒヒ!ところでテスラ、あんたから貰ったジタンは美味いな。」ジョロボがニンマリと古木を見上げた。

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