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2012年4月 5日 (木)

大賢者 第二章 生まれ変わりの印 No.34

No.34

老人は村の長老で、自らの自宅に加え、中庭付きの藁葺きの家を提供してくれた。

「あんたらが来るのは分っていたよ。困った時はお互いさまじゃ。それにしてもアマナの予言のなんと当たることじゃろうて…。水の苦難の者が外からやってくるとな。あたま数までもぴったり七じゃ!」

「そのアマナとは誰でしょう?」

アントワーヌが聞いた。

「アマナは不思議な娘だ…。アマナには凄い精霊が宿っている。目は全く瞑れて見えんで、あたまもいっちまってるように見えるんじゃが、女だけの集団を率いてこの辺りを巡っている。女は黄泉国から来たと言っている…。こうしてわれわれに占じたことを述べて皆の糧を得ているが、ここの者達ではなかろう。」

長老は、抜けた歯の隙間に煙草を挿み、一服つけて言った。

「そのうちここにも、やてくるじゃろうて…。」

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