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2012年4月 7日 (土)

大賢者 第二章 生まれ変わりの印 No.35

No.35

そのとき中庭の大きな木の陰で、男が木琴を始めた。明るく深い音色は、軽やかに木漏れ日の陰を揺れて転がった。

アサビコは縁台に寝転んでなにげなく聴いていた。聴いていると不運を忘れて、まあいいじゃないかという気分になってくるのはどうしたことだろう…?

隣のジジも、やけくそか、微睡んでいた。

アントワーヌ他、二、三の隊員は、庭の片隅で、必死に地図に何か書き付け顔を突き合わせ会議をしている。入り口付近では、発砲した男が女をからかっていた。

木琴の調子がゆっくりしたものから速いものに変わり、俄に場が活気づいてきた。

庭には、髪結いやら、行商やら、繕い屋などが、入れ替わり立ち替わりやってくる。

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