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2012年4月13日 (金)

大賢者 第二章 生まれ変わりの印 No.37

No.37

「われわれのことで、そこまで迷惑は掛けられない。救援が来るまで一ヵ月も掛からないだろう。それよりも、川を下る船はないか?大きな町まで出ればなんとかなる。」

アントワーヌは地図を指し答えた。

「隊長どの、ワニ神をみくびっては大変なこととなる。アマナの言葉とおりボーリに願う以外ない。」

そのうちアマナは木琴の音に感応して、神懸かりとなり、周囲の女達はアマナを支えながらも、あるものは急速に入信状態に落ち入った。

木琴に、いつの間にか太鼓とベルも加わり、取り巻いていた群衆は興奮状態になって踊りだした。その場は喧噪と神聖が入り交じる祝祭と化した。

踊る輪は中庭から溢れて、音を聞き付けた人が仕事を打ち捨てて集まって来た。木琴と太鼓はますます調子を上げ、すべてが、浮揚感に、大きなうねりのようになった。

白い衣装を回転させた巫女集団のひとりが、何者かに突然取り憑かれ走り出た。

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