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2012年4月19日 (木)

大賢者 第二章 生まれ変わりの印 No.40

No.40

中庭の入り口から、ジナベという流暢な歌の吟唱が高らかになり、古風な伝統服を纏った背の異様に高い男たちが数人、長い杖を突き突き入ってきた。坊主頭に切れ長の鋭い目つきは、狩猟に長けた部族の者どもだと一目で分かった。

「おぬしらの中の白い人をワシらに渡してもらおうか!」先頭の、頬に三筋に傷のある男が辺りを見回し言った。

「ほう、何じゃね。この白い人たちのことかね?それなら断る。精霊との約束は守らねばならないのでな。」

長老は落ち着いて返答した。

「ワ、ワシらの日嗣の御子を白い人に殺された。その報復に白い人全員の魂貰いに来た。じ、邪魔すると為にならん。」三本筋の男は少しどもって言った。

「あんたら、ワニ神様じゃな?」

長老は目玉をギョロつかせて大声を出すと背後の祭壇の方からも声がした。

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