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2012年4月27日 (金)

大賢者 第二章 生まれ変わりの印 No.45

No.45

「コントンボリはボーリ神の眷属だが油断のならん神じゃ、アサビコには後見が必要とみて、ワシが付いて行くことにした。黄泉へのショートスティてとこじゃな、ふふふ。」長老のサラガウラが言った。

「まったく、年寄りなど出る幕ではないぞ、黄泉というキビシー道のりが待ってるのが分からんか。」

「ふん、コントンボリよ、黄泉というのは、年寄りが行くところじゃ、たわけるでない。」

長老の声を尻目に、コントンボリはうそぶくように足を速めた。四人は一列になって踏み分け道を列車のように急いだ。

しかし、長老の足の達者なこと、逆にコントンボリがへばってしまった。

夜道は満月の月明かりに照らされて昼のように明るく、遠くの木のシルエットがはっきり分かるほどだった。四人は大きな岩の前に来た。

「はあ、この大きな岩の上で一休みしよう…。俺のような、お年寄りに慈悲のある神でよかったな、なあサラガウラよ。キビシー人生に休みは必要じゃろう?ところが、これがボープラ様ならゆるされぬ。」

「おあいにくじゃな厳しさ結構、ワシの人生は厳しく豊かじゃ。ははは、まだへばってはおらんぞ。棺桶に片足が入ったとて、一晩二晩なんでもないわ、ははは。」

岩の上は意外なほど見通しがきき、夜道の遠くに不思議な青い光がぼうっと見えていた。

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