フォト
無料ブログはココログ

« 大賢者 第二章 生まれ変わりの印 No.46 | トップページ | 大賢者 第二章 生まれ変わりの印 No.48 »

2012年5月 1日 (火)

大賢者 第二章 生まれ変わりの印 No.47

No.47

アサビコは笑いながら一欠片折ると、コントンボリの口に放り込んだ。

「アサビコ君!きみはなんと優しい少年だろう!ムニョムニョ。ああ、至福とはこのことよ!ムニュムニュ。」コントンボリは、なれなれしくアサビコの肩に手を回し、身を反らせた。

「木琴を弾こう。」ジョロボは、ふわふわとした青い光が近づいてくるのを見て言った。たまに飛び上がった光はくるくると廻った。

すぐ近く迄きて、光の行列はしばし留まり、演奏に聴き入るように、止まっては、またくるくると廻った。

「こんばんわ。いつ聴いても魂を奪われる音色ですね。お陰さまで、花嫁の良い門出となりました。こんな幸先の良い出会いがあるとはうれしいかぎりです。それに今夜は吉日で、いい月夜で、私どもは心を洗われる思いです。。黄泉に向かわれるなら、お土産を付けましょう。」青い光は、そう言うと、くるくるとまた廻った。行列の立ち去った後には、葉っぱに包まれたフフという餅が人数分在った。

「祝い餅じゃ、有難い!これが在ればいいぞ。」長老が言った。

「どうして?サラガウラ」アサビコが聞き返した。

「ははは、狐の祝い餅は腹持ちがいい、七日は持つからじゃ。」

« 大賢者 第二章 生まれ変わりの印 No.46 | トップページ | 大賢者 第二章 生まれ変わりの印 No.48 »

天頂の惑星外伝 大賢者」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 大賢者 第二章 生まれ変わりの印 No.47:

« 大賢者 第二章 生まれ変わりの印 No.46 | トップページ | 大賢者 第二章 生まれ変わりの印 No.48 »