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2012年9月 2日 (日)

第四章 世界の果てガランゴ No.67

もはやそこにコントンボリの姿は無かった。
 荒れた波の上を滑空するように、二、三十の有翼の黒い影が、彷徨えるダッジマン号を奇襲した。翼の人影どもは容赦なくレモに襲いかかった。
 レモが合図をすると、どこから現れたのか幽霊船の甲板にも、三十人ほどの、顔の腐れた海賊風なゾンビどもがバラバラと現れ、大混戦の戦いとなった。
 首が吹っ飛んでも再生する死を知らない男どもの戦いは、凄まじいものだった。

 「このコウモリ野郎!地獄で顔洗ってこい!」有翼人がゾンビの鎖で海に叩き込まれた。だがすぐに再生フィルムのように、瞬く間に肉片は復活する。
 「腐れゾンビめ!どっち向いても身体は無えぞ!」有翼人の刃に、おもいっきり海賊ゾンビの首が空中に飛んで、アサビコ達の居る船の甲板に転がった。首など無くなろうが、ゾンビはズンと切り込んでくる。大波にもまれ転覆しそうな船の甲板は、地獄絵のごとくになった。
 
 「レモ船長!まったく久し振りだな!俺のクラーケンの心臓はどこだ?」コントンボリは空中に浮遊し、レモの目の前にするすると降りた。

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