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2012年9月 2日 (日)

第四章 世界の果てガランゴ No.69

位相は垂直方向に真っ二つに口を開いた。暗い海を切り裂き、輝くばかりの光が射した
 「船の真上に大穴が開いたぞ!」アサビコが叫んだ。
「天の助けか?位相が開けたのじゃ!」長老はその不思議な光景を拝した。
 「ぬは!諸君!これで助かったなどと思われては大間違いだ!がはは!彷徨えるダッジマン号は、クラーケンの心臓の海の海たる由縁を受け入れた!わしの心臓とともに海の荒ぶる狂おしさそのものとなったのだ!ともに死してもダッジマン号の水夫としての、栄誉有る永劫の労働が、諸君には待っているのだ!ぬははははー!」そうレモ船長は怒鳴ると、ゾンビの水夫どもは、錨の付いたロープを帆船に撃ち込んだ。光に向かうアサビコらの船の自由は奪われ、ゾンビの水夫どもはロープを伝い船に乗り込んできた。
 「ふざけるな!レモ船長!」アサビコはマストに駆け上がった。てっぺんからは、光の位相はすぐそこに見えた。
 遠鳴りに、聞いたことの無い歌声のような響きが荒れ狂う風や波とともに聞こえてきた。
 「こっちこーい、こっちこーい!」何者が叫んでいるのか?海の妖怪なのか?

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