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2012年9月 2日 (日)

第四章 世界の果てガランゴ No.62

「位相が生じているのじゃ。」
 長老はアサビコに続けて耳打ちした。
 「コントンボリは半身を異界に転じておる。われわれが見えるものが逆に見えないし、分からんのじゃな…。こいつはどうもあまり信用が置けぬぞ。」片目を瞑ると歯の無い口で笑った。

 「特別な観光ルート案内?何ですそれは?チョコは全部差し上げます。ぼくはぜひとも生きて戻らねばなりません。さあこれで全部です。」アサビコは銀紙を差し出した。
 「おお、なんと素直な青年だ!よろしい。」そう言うとコントンボリは手から引ったくり、口にチョコを放り込んだ。そしておもむろに背中のずだ袋から何やら丸いものを取り出した。掌にのせ息を吹きかけると、それはクルリンと広がった。
 「これは霊的ペットのカメレオンのペロペロだ。こいつは確実に道案内をしてくれるだろう。ただしスローモーだ、そら、受け取れ!」
 「かわいい!」アサビコはすぐに緑のそいつが気に入った。

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