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2012年10月10日 (水)

第五章 ジョロボのザイロフォン世界 No.79

No.79

「ジョロボくん、位相に対する自由度はわれわれには無いのかね?」テスラ博士が天に向かい問いかけるように言った。

「在るとも言えるし、無いとも言える。」ジョロボが目をむき笑いながら答えた。

「いい加減なものさ!そのときの塩梅でまったくどうにもできない。方向音痴の鳥になることもあるが、だが大きい意味で自由ははほぼ間違いは無いのだ。弾く俺もザイロフォンを踊るもの次第よ。」

「自由は精霊側に在るのか?だが、位相を、ジョロボ、君の木琴がコントロールできることも確かだ?」テスラ博士はかたく目を閉じ上を向いて言った。

「人間をそうはっきり分離させ、世の中から引き離すことに無理が有るのじゃよ、ははは。」メスーゼラの喋りは、夜の冷気を吸い込んで星空にばらまくごとくに、テスラ博士には見えた。

メスーゼラは宇宙の中で数少ない、自分の存在を自ずからまともに見いだしている者なのだ。

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