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2012年11月28日 (水)

第六章 五万年紀 No.88

No.88

ジョロボの木琴は、煌煌と輝く十四番目の月夜の中庭に転がるように鳴り響いていた。月は昼の様な明るさで沖天にある。

庭の片隅には、戦争で亡くなった男達のために、粗末な祭壇に花と食べ物、馬や人型の像、が設けられていた。その真ん前で、男の両手いっぱいに伸ばした大きさ程もある、巨大な木琴ギルモアを弾くジョロボはさいぜんからすでに演奏の渦中に在った。

着飾った女達は、興奮に上気しながらも、なかば落ち着かない顔で、今は亡き自分の亭主の帰りを今か今かと目を見開いて待ち構えている…。

突然、神を祭る祠のある森から何者かが中庭に躍り出てきた!

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